ELDRICK’s blog

タイガーウッズの82勝越えを応援してます。ゴルフと人生、ゴルフとエンジニアリングをテーマにブログをあげます。

ゴルフとエンジニアリング ツリーアナリシス GTA その2

こんばんは。ELDRICKです。

さあ、GTAをヘッドスピードについて、分解していきましょう。

基本的にエンジニアリングにおけるTAは

物理法則に従って分解することになっています。

そのため、なるべく感覚に頼らず、物理法則にあるものを基に分解します。

 

今回分解するのはヘッドスピードです。

レベル5に挙げたのは、遠心力、復元力、伝達ロスです。

 

遠心力は小学生で習うものです。

重量が大きく、長さ(回転半径が大きい)ものが大きくなる力です。

 

復元力は中学生で習うものです。

ばね定数が大きく、変位が大きいものが大きくなる力です。

 

伝達ロスはいつ習うというものではないですが、

要素間で力を伝えるときにその間で発生するロスです。

 

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ここで、ヘッドスピードはおおよそ、フィジカルとクラブで決まると思います。

体が大きく、体幹を中心として、筋力が強ければ、

大きな遠心力と復元力が得られます。

ドライバーのヘッドスピードはおおよそ、

女子で~45m/s、男子で~55m/s、男子ドラコン選手で~65m/sです。

もちろん45インチのドライバーより、48インチのドライバーの方が

ヘッドスピードが速くなりやすいです。

 

私がここで思うことは、ヘッドスピードをフィジカル、クラブ以外で

追い求めるのはよくないということです。

確かに変位を大きくとれるように、オーバースイングで可動する部分を

目いっぱいまで変位させるとヘッドスピードは上がります。

ただし、ミート率の悪化につながります。

端的に言って、ミート率は0があり得ます。

 

そのため、通常ドライバーのヘッドスピードが45m/sの人が変位を大きくして、

48m/sまで上がったとして、そのあと、ヘッドがボールに当たらず、

空振り、あるいはチョロになったとき、たかが6%のヘッドスピードのために

ミート率を90%~100%ロスすることになります。

また、体の安定的可動範囲を超えて変位させようとすればするほど、

足から体幹体幹から腕への伝達ロスが増えます。

いわゆる上体の力みにつながり、ヘッドスピード自体が出しにくくなります。

 

それよりも自分にあった変位で、オーバースイングでない範囲でスイングし、

しっかり、ボールの中心とヘッドの中心を射抜くことに注力すべきと思います。

 

そうすることで、仮にミート率が1.3のところを1.4にすることができれば、

8%近いボールスピードの向上が見込めます。

 

もちろんフィジカルを向上させることで、体のばね定数をあげ、

安定的にヘッドスピードが出せるようになるのは非常によいことですが。

 

少し話が長くなりましたので、

今日はこのあたりで。

 

それではまた。