ELDRICK’s blog

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ゴルフとエンジニアリング ツリーアナリシス GTA その3

こんばんは。ELDRICKです。

引き続き、今日もGTAの分解をしていきましょう。

今日はミート率を分解していきましょう。

 

下記、現在のGTA分解進捗です。

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TAは有効な分析手法なのですが、分解すればするほど、図が大きくなり、

段々見にくくなるのが難点です。。

ミート率のところを抜粋すると下記のようになります。

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ボールは止まっているので、ヘッドが思ったところに来れば、

ヘッドとボールは芯で当たるという考えです。

そのため、ヘッド軌道と当たった後の反発係数でミート率、

ボールスピードが決まります。

 

ここで、重要なのは、アドレスによる静的初期設定です。

ゴルフはアドレス8割という言葉を聞いたことがありますが、

確かに構えた段階でいいスイングをしそうなアドレスがあります。

 

基本的にスイング中はせいぜい1~2秒程度なので、

スイング中に動的な体のパーツのねじれ、伸縮をコントロールすることはできません。

一度動き出すと、その人の体の状態に応じて、体が反応するだけです。

ましてや、インパクトの時間は0.0001秒程度のことなので、

到底コントロールできません。インパクトという現象が目の前で起こるだけです。

 

そのため、アドレスでの静的初期設定は重要なのです。

そして、スイング中はというと、始動と切り返しのリズムを保つだけです。

いろんな方々がスイングリズムの重要性を説いています。

つまり、1~2秒の複雑なスイング動作をリズムという形でパッケージ化し、

固定化してしまおうということです。

そうすることで、ヘッド軌道が安定し、ヘッドとボールのミート率が安定します。

 

また、ヘッドスピードを得るため、復元力を大きくとろうとすると

変位を大きくとる必要があり、上記体のパーツをねじり、

伸縮させる必要がありますが、ヘッド軌道を安定させたい場合、

逆に上記体のパーツのねじり、伸縮を抑制する必要があります。

 

前回も下記書きましたが、ヘッドスピードを優先するとヘッド軌道が犠牲になり、

ヘッド軌道を優先するとヘッドスピードが犠牲になります。

このジレンマがゴルフスイングの醍醐味の一つだと思います。

ここは定量的に複雑な関係になると思いますが、

私が考える一つの定性的答えは、ヘッドスピードを得るねじり、伸縮は

切り返しのタイミングに集約させる、です。

これもある種のリズムに近い話ですが、また別の回で書こうと思います。

当面は、GTAの分解を定性的に進め、定量的な分解はそのあとに行います。

 

今日はこの辺りで。

 

それではまた。